はり&きゅうの効果
はりきゅう療法は、全身にあるツボに髪の毛ほどの細いはりを打ったり、灸をすることで、体の自然治癒力を引き出していきます。
その刺激は、痛みを鎮めコリを和らげ、血流や新陳代謝を良くし、気分を落ち着かせる等の効果があります。
その結果、胃腸や心臓といった各臓器や自律神経に作用し、働きを調整します。快眠・快食・快便と生活リズムを整え、身体のバランスが保たれることで、免疫力が高まり、病気にかかりにくい身体を作り上げます。
詳細なメカニズムは、まだ解明されていないことも多々ありますが、これまでの長い歴史における臨床経験と、現在進められている科学的研究によって、いくつもの効果が明らかになっています。
通常、症状や疲労がおきている部位は、血行が停滞しやすくなります。はりきゅうでツボを刺激し、血行をよくすることで、傷ついた部位の修復を促したり、老廃物や疲労物質を除去し、回復をはかります。反対に、関節炎など患部に集まっている血液を動かすことで炎症を鎮めたりもします。
はりきゅう療法による刺激は、血行や水分代謝を促し、痛みや疲労の原因となる物質を老廃物として排出する作用も持っています。また最近の研究では、はりきゅうで身体のツボを刺激することで、中枢神経の中にモルヒネのような役割をもったホルモン(オピオイド)が放出されることが分かっています。このホルモンが、痛みを脳に伝える神経経路をブロックします。
ストレスを感じると、脳は感情の変化に合わせ、生体の内部環境を維持するために生体反応を起こします。体内で生じた電信号とホルモン等の情報は自律神経や各臓器に伝わり、その機能や免疫系の働きを活発化したり鎮めたりします。その働きがなんらかの理由で失調すると体に不調が出るため、はりきゅう療法ではツボを刺激し、機能が正常に働くよう調整します。
近年の研究では、はりきゅう療法の施術後に細胞性免疫担当細胞とナチュラルキラー細胞の活性を高める作用が確認されています。これらの免疫作用は、がん細胞や最近、ウィルスから体を守る働きをしています。バランスをとることで生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能を活性化させます。
こういった症状に効きます
頭と目、顔の症状

足と腰の疲れ

婦人科系の症状

首・肩・腕・背中の疲れ

内臓の疲れ

心の疲れ

小児
